修業時代に上の人の回答待ちでそのまま製品化するかどうか忘れられてしまったデザインをベースに洗練させる形でリデザインして製作しました。
上から麻の葉、菊繋ぎ、六角籠目の伝統的な三種の文様がお互いのカットの要素を持ちながら配置されている面白いデザインです。
変更を加えた点は、
・六角を正六角形になるように整えてサイズを大きくしてしっかり見せるようにした。
・麻の葉と菊繋ぎ部分の境界を直線ではなく、六角と同じ形にすることでデザインが調和するようにした。
・口元に輪を入れてデザインが引き締まるようにした。
・麻の葉を一段減らし、麻の葉の主張を少し抑えた。
・下部を透かしにすることで、下部周辺の暗い印象を明るくして調整した。
です。
菊繋ぎの部分も六角形になるように削っています。
一番上の麻の葉のカットがそのまま中段の菊繋ぎのカットの構成要素になっています。
また、一番下の六角の緩やかな斜めのカットがそのまま中段の菊繋ぎのカットの構成要素になっています。
つまり、麻の葉と六角と、Y=2Xの線を融合させると菊繋ぎの文様になるということです。
伝統的な三種の文様が菊繋ぎを中心に隣接するお互いのカットの要素を持っているというデザインです。
伝統的な文様のカットがどういう要素を持っているかはカットしている職人にしかわからないことで、職人だからこそ出てくる発想のデザインです。
また文様同士を連結させるのはデザインするのが非常に難しいです。
かなり数学的なところからアプローチしてデザインを製作しております。
このようなデザインを作る江戸切子職人は日本にはほとんどいないかと私は思います。
伝統的な文様を使った伝統的なデザインにオリジナリティが組み合わさった傑作だと私は思っております。
カット時の調整が難しいので工数も多くかかり、値段も比較的高くなっておりますが、それに見合うだけの価値はあるかと思います。
自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。
当工房の切子は江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」というガラスの強度が保たれて高品質に仕上がる技術を用いて磨いています。
一方、世の中には「酸磨き」という酸にガラスを浸けてガラス全体をボロボロに溶かしながら磨くものもございます。
酸磨きのものは傷が付きやすく、色が落ちる可能性があるなどのデメリットがありますが、工数を抑えて値段を安く販売できて売れ行きがよくなるので、多くの工房や作家が酸磨きを行っております。
当工房の切子はカット面を1本ずつ研磨して磨いておりますので、ガラス本来の強度は失われておらず、洗剤やたわしでゴシゴシ洗って頂いても構いません。
熱湯、電子レンジ、食器洗い機は他のガラス製品と同じように使用できませんのでご注意ください。
取り扱い方については工房のホームページにて詳しく解説しております。
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